看護師は、患者さんの命を預かり、療養を支えるという大きな役割を担っています。
責任重大な分、転職をする際にはしっかりと引き継ぎを行う必要があります。
引き継ぎに失敗してしまうと、後任者や患者に迷惑をかけるだけでなく、転職先での業務にも支障をきたす恐れがあります。
そんな事態に陥らないよう、以下では引き継ぎの注意点を挙げていきます。
まず、転職先の職場の内定が出たらすぐに上司に報告しましょう。
その際、引き継ぎ期間を明確に決め、早め早めから動いていくことが大事です。
引き継ぎ期間の設定は、できれば単独で決めるのではなく、上司や同僚とも相談しておくのがベターです。
双方に納得のいくスケジュールを設定しておいた方が、ミスやトラブルなく進められます。
また、引き継ぎ期間中は、いつもの業務に加えて、後任者のサポートやフォローもこなさなければなりません。
そのため、引き継ぎ期間中は通常よりも多忙になることを覚悟しておきましょう
次に、新人が見てもわかるような資料を残すことも大事です。
資料を作成する際は、自分が新人だったときに知りたかったことや困ったことを思い出してみると良いでしょう。
資料は後任者だけでなく、他の看護師や医師などにも参照される可能性があります。
それを踏まえ、誰にでも伝わる言葉で正確かつ丁寧に作成しなければなりません。
そのほか、転職先に連絡が入らないように、自分の連絡先をあらかじめ伝えておくことも大切です。
もし引き継ぎが終わった後でも、後任者から質問や相談が来た場合は、可能な限りサポートに入りましょう。